New Article Published 新しい論文

A new article (in Japanese) titled “Where Religion and Politics Converge: The Case of the ‘Election Shaman'” has just been published in the Folklore Society of Tohoku’s journal “Tohoku Folklore” Vol. 51.

「選挙と信仰の接点―『選挙カミサマ』と呼ばれる民間巫者を事例に―」という論文を東北民俗の会の『東北民俗』 第51輯に載せることが出来ました。

論文の抜粋

平成十五年(二〇〇三)の秋夜、ある村で、筆者が元村長であるM(当時八十歳)と二人でビールをちびちび飲みながら、彼の息子の選挙事務所で、息子が出馬した村会議員選挙の結果発表を待っていた。その選挙事務所は元村長のファミリービジネスである米穀店の米倉庫だった。コンクリートブロックで建てられた倉庫の奥には、息子の笑顔が写された選挙ポスター数枚と「必勝祈願」と衆議院議員などから書かれる為書きが貼ってある。壁に沿って置かれたテーブルには、片目を入れた大きなダルマが載せられてあった。選挙事務所には、供え物や神具の飾られた祭壇があると想像していた筆者は、「なぜ祭壇がないの」と尋ねると、選挙ポスターと為書きに指をさしながら、「それが祭壇」だと楽しそうに答えた。この話の中から、思い掛けない情報が転がり込んできた。選挙事務所を開く際には、Kという地元のカミサマ(民間巫者(ふしゃ))に祝詞や、お祓いを依頼するという。このことに筆者は強い関心をもった・・・

「選挙と信仰の接点―『選挙カミサマ』と呼ばれる民間巫者を事例に―」(Where Religion and Politics Converge: The Case of the “Election Shaman”)『東北民俗』 第51輯, 2017年6月17日, 85-94.

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