Article about Anime Pilgrimages アニメ・ゲーム聖地巡礼についての論文

An article (in Japanese) titled “Examining the Modern Pilgrimage: Anime and Games Give Birth to Sacred Places” has been earlier published in the Folklore Society of Japan’s journal “Nihon Minzokugaku (Japanese Folklore)” Vol. 51.

「現代巡礼考―アニメ・ゲームから生まれた聖地―」 という論文を日本民俗学会の『日本民俗学』  第 283号に載せることが出来ました。ここで、改めて紹介します。

論文の抜粋

・・・本稿で取り扱っているファンは、単なる漫画を読んだり、アニメを観たり、ゲームで遊んだりする人ではなく、それ以上に、何らかの形で活動をする熱狂的ファンである。しかも、こうしたファンは芸術的な作法でコミュニケーションを取り合うことがファンとしての活動に重要なことであると考える〔Ben-Amos 1971:13〕。従って、アニメやゲームというメディアにおける通常の消費するファンを取り外すこと(除外すること)はそれなりに問題であるが〔Gray, Sandvoss and Harrington 2007:3-4〕、ここで研究対象にするファンは、創造的なやり方でそのメディアに対して働きかけをしている点を強調したい。過去数年にわたり、ポップカルチャーのメディア、とりわけアニメやゲームのファンから絵馬奉納習俗に対する興味が生まれてきた。研究は多少行われてきたものの〔今井 二〇〇九、今井 二〇一〇、佐藤 二〇一〇、由谷・佐藤 二〇一四〕、これまで看過されてきた点は、絵馬をフォーク・アート(folk art)として考察する視点である。巡礼地で見られる奉納絵馬のアートについては、ほとんど注意が向けられていない。ファンの観光先である「聖地」を「聖化」するメカニズムを解明するためには、奉納の作法と絵馬に描かれたアートに注目する必要があると著者は考える。以下こうした視点に立って、論じたい・・・

「現代巡礼考―アニメ・ゲームから生まれた聖地―」 『日本民俗学』二八三号, 2015年8月, 54~69.

 

 

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