Essay: Foreign residents in disaster エッセイ:災害と日本在留外国人

An essay (in Japanese) looking at the problem of foreign residents in Japan in the wake of the Great East Japan Earthquake has been earlier published in a special edition of the journal Modern Religion entitled “Catastrophic Disaster and the Turning Point of Civilization.”

「東日本大震災と日本在留外国人」というエッセイを 『現代宗教:大災害と文明の転換』 に載せられました。ここで、改めて紹介します。

論文の抜粋

大地震が起き、引き続いて恐ろしい津波があった。その結果として原子力発電所は水浸しにされてしまった。原子炉建屋の爆発が口火となり、外国人が窮地に陥る日本から脱出し始めた。言うまでもなく東日本大震災は類例のない出来事であった。石原慎太郎東京都知事は大地震が起きた後、自衛隊が寄せ来る外国人の暴動を鎮圧するというシナリオを想定したことがある(『朝日新聞』2000年4月12日付)。それは2011年3月11日以降の外国人における災難から逃れる現象と大きく異なった。

外国人が放射線の危険を予測して帰国したことが頻繁に報道された。驚かされるのは、法務省入国管理局の統計によると、3月の時点で沖縄県を除くすべての都道府県において在留外国人数の減少が見られたことである。具体的に被災地域の岩手県、宮城県、福島県を合わせて、平均で外国人登録者数の14.2%という激減が9月末に発表された。意味深く、被災地ではない地域にも危険を感じる外国人が国外へと移動していた傾向が分かる。一方、日本に入国する外国人も一時期に減り、旅行などを取り消すニュースは話題となった・・・

「東日本大震災と日本在留外国人」 『現代宗教:大災害と文明の転換』 (特集2012年) 2012年7月, 頁273~277.

 

Advertisements